肌の問題は他人には分からない深刻な問題ですよね。
私自身も深いニキビ跡に苦しみ、鏡を見ては落ち込む日々を送った経験があります。
4回ほど美容皮膚科でニキビ跡治療(ダーマペン)を受けた私が思う、
皮膚科でのダーマペン治療を受ける際の壁、皮膚科に行くことに躊躇してしまう理由
を患者目線でお伝えします。
クリニックのbefore&after写真の信憑性
クリニックのHPに掲載されているニキビ跡治療をされた方の治療前後の写真はニキビ跡に悩む人にとって大変参考になるものです。
見る理由は以下の2つに分けられると思います。
①どのくらいの症状の方がいるのか?
(自分と比較してひどいかどうか)→自分よりもひどいニキビ跡の方を見ることで安心材料にしてしまう
②皮膚科での治療はどのくらい効果があるのか?
(自分が治療を受けた場合どの程度回復するのか)
各HPに記載されている写真は治療を考えている人にとって希望になる一方、治療期間が明示されていないHPがいくつも見受けられます。
上でいうと②に該当します。
患者にとってはどのくらいの期間で治る(回復する)かはかなり大事な指標です。
勿論金銭面でも…。
HPに治療経過を掲載する場合は、治療期間を明記しましょう。
患者のプライバシーに配慮している?
患者にとってニキビ跡は見られたくないものです。
過去私の経験として皮膚科でダーマペン治療を受けた際に、麻酔クリームを塗布したまま待合室に戻され、待たされました。
その際に一般の治療を受けに来た患者さんにじろじろ見られ、大変不快な思いをしました。
麻酔薬+ラップを顔につけたままですからね…
自分の病院で、そんなことは絶対にしないと思う方もいらっしゃると思います。
しかし、ご自身でいくつもの病院を経営している場合、そのようなことが無いと本当に言い切れるでしょうか。
私が施術を受けた病院は情報発信もしっかり行っていて、かなり有名な部類に入るのではないかと思います。
・限られた場所でプライバシーを確保するには限度がある。
・忙しい業務の中でそこまで配慮する余裕はない。
ということも分かります。しかし、患者側が継続して通えるように他の患者さんと極力合わないようにするなど、プライバシーの配慮をしてみましょう。
ダーマペン治療の経過写真
ダーマペンの施術前に写真を撮るクリニックが多いと思います。
その際に、患者に十分な説明もないまま写真を撮るのはNGです。
治療が終了した際に治療前と比較するための記録だとしても、
・他での使用がないこと
・他で使用する場合、その用途は?どのようにプライバシーを保護するのか。
これらは明確に説明しましょう。
特に肌に悩みを抱えている方は顔写真を撮られることに抵抗がある方が多いです。
私の場合もかなり嫌でした。
手間がかかることでも、ニキビ跡やその他美容診療を受けに来る患者さんは皆ナイーブになっている前提で接客すると通いやすくなります。
ダーマペン治療の金額
美容診療は保険適用外のため、高額になるのは患者さんも承知の上だと思います。
しかし、ニキビ跡を例に挙げると1回で深いクレーターを回復させるのは極めて難しいのを実感しているのは皮膚科医の方々だと思います。
つまり、クレーターを目立ちにくいところまでもっていくには継続して治療を受けることが必要になるはずです。
そうなる場合、負担が大きくなるのは患者さんでニキビ跡治療では金銭面が最も高い壁といえるでしょう。
なので
・医師側がおおよその治療期間と金額を先に明示し、その範囲内でどのくらいの改善が見込めるか。
・できるだけ金銭面を抑えることのできるように。
というのも患者さんはこのぐらいの回数受けたときには気にならないぐらいまで回復しているだろうと希望を抱いてしまいがちです。
例えば、5回の施術で1クールとする場合、プロの目線では5回の施術で足りないと思っていても、患者側は5回で変われるんだと思いこんでしまいます。
なので
・回復にかかるおおよその目安
・金額はかなりかかること
は予めしっかりと記載、説明が必要でしょう。
麻酔してもダーマペンは痛い
クリニックのHPを見ると、
「施術の際は麻酔をするため痛みはあまり感じません」と書かれているのをよく目にします。
またブログやSNSでも医師や看護師がご自身でダーマペンを試した感想として、ダーマペンはあまり痛くないとの記載がありますが、
私の経験上100%激痛です。
私がクリニックで治療を受けた際は麻酔が初回は40分、2回目は30分、3回目は15~20分となぜか短くなっていったのですが、初回の40分でも激痛でした。
麻酔時間が短かったのは混雑のせいかな…と思っていたのですが、
正直ダーマペン=激痛というイメージが強いです。
先にも述べた通り、美容皮膚科の方は(医師、看護師)はダーマペンをご自身で経験された方も多いと思います。
しかし、痛みについての体験を書く際には
・その時の穿刺深度は何mmなのか?
・麻酔に要した時間は?
これらをしっかりと書くことで患者側の安心につながります。
また2.0mm~3.0mmで穿刺した場合に痛みが強いのであれば、正直にそのことも記載しましょう。
その正直さが、安心と信頼につながります。
まとめ
ダーマペン治療を希望する患者さんが増えているとの記事を多く目にします。
だからこそ、その需要に応えるべくクリニック側も日々努力を強いられるでしょう。
ニキビ跡治療には時間がかかるからこそ、患者さんに寄り添った治療を心掛けることが大切です。
今回の記事の中に出てきた体験談は、ハズレの美容皮膚科を選んだだけと思われたかもしれませんが、一つの意見として皆様の参考になれば幸いです。
コメント