ダーマペンとは?話題のニキビ跡治療についてお伝えします

dermapen セルフダーマペン

ダーマペンが気軽に購入できるにつれ、その需要は増しています。

そもそもダーマペンとは何か、詳しくお伝えします。

ダーマペンとは?

極細の針で肌の表面に微小な穴を開ける機械です。

皮膚表面を物理的に傷つけることで、我々が持つ自己修復力を利用して肌の若返りや引き締め効果を期待する治療です。

https://i.imgur.com/eMmswTc.png

(https://www.kyongskincare.com/micro-needling-therapyより画像引用)

 

自己修復過程において、肌の内部ではコラーゲンやエラスチンといった成長因子が大量に放出されるためこのような効果を実感できます。

 

また高密度に開いた穴からヒアルロン酸,ビタミン、成長因子製剤といった美容成分を浸透させることで、美容成分が肌の奥まで浸透するためより高い効果が得られます。


成長因子:創傷治癒および損傷経路の修復、コラーゲン及びエラスチンの生成、細胞の分化及び増殖に効果を発揮します。

ダーマペンの効果

・皮膚の若返り、引き締め

・ニキビ跡の改善

・しわの改善、毛穴の縮小

・脱毛や薄毛改善

が期待できます。

過去の研究においては1か月間隔で4回ほどマイクロニードル治療を行ったところ、コラーゲンやエラスチンが最大400%増加したとの報告があります。(1)

ダーマペンと他の治療の違い

ニキビ跡の治療法で有名なものにフラクショナルレーザーがあります。

ざっくりとですが…

フラクショナルレーザーとは、マイクロビームを用いたレーザー治療で真皮内に微小な穴を点状に形成します。その治癒過程でコラーゲンやエラスチンの産生を促します。

1回の治療で約15%~20%の肌が入れ替わります。

効果:ニキビ跡やしわ、毛穴

ダーマペンがフラクショナルレーザーより優れている点は?

① 色素沈着を起こしにくい

フラクショナルレーザーはレーザーの熱を用いて治療します。
対してダーマペンは針を用いて皮膚表面に穴を開けるため熱を用いません。

熱の有無が一つのポイントとなります。

実は、熱を用いないことは私たちにとって大きなメリットの一つです。

アジア人の場合、皮膚に熱の影響を受けると色素沈着を起こしやすいため、他の人種よりも熱を利用する治療に注意を払う必要があります。

また熱を用いて穴を開けると、その周囲の組織にダメージを与えるため色素沈着を起こしやすくなります。

ダーマペンは皮膚表面を傷つけず熱を用いない、肌への負担という点において
フラクショナルレーザーより優れていると考えられます。

(肝斑(左右対称に表れるシミ)ではレーザーを使用するとシミが濃くなることが懸念されるためフラクショナルレーザーは使用できません。)

② 治療範囲

フラクショナルレーザーでは穴と穴の間に一定の間隔を要します。これはレーザーの熱によるやけどを防ぎ、ダウンタイムを長引かせないようにするためです。
(密集しているとやけどを起こしやすい)

一方、ダーマペンでは皮膚に垂直に高密度の細かい穴を開けることができます。

③ 薬剤の浸透率

ダーマペンでは開いた穴から薬剤が直接浸透するのに対し、フラクショナル・レーザーでは開いた穴が凝固するため浸透率は低いとの考えがあります。

(こうしたデメリットは医療の進歩で補われていくと思いますが…)

ダーマペンとダーマローラーの違いとは

・針が垂直に刺さる、針孔が小さい→回復が早い。

Microneedling Pen vs Dermaroller #MDNeedlePen Reverse the signs of aging with MD Needle Pen

(https://www.seewhatsbeyond.com/2017/09/microneedling-pen-v-roller/より画像引用)

ダーマローラーは肌の表面に転がして使用するため針が斜めから刺さります。
一方ダーマペンは皮膚に垂直に往復運動をするため、皮膚の損傷を抑えます。
またダーマペンは、針の動きが機械により高速で行われるため、皮膚に刺さる針の数もダーマローラーよりも格段に多いため、より高い効果が期待できます。

・施術後のダウンタイムが短い。

ダーマペンは比較的きれいな針孔を開けることができるため、肌のダメージが少なくて済みます。その為、施術後の赤みや腫れ、出血はダーマローラーと比較すると抑えることができます。

・穿刺深度の調節が可能。

ダーマぺンは針の長さを施術者側が0~3.0mmまで変えることができます。(市販は0~2.5mm)
一方ダーマローラーは針の長さが一定のため、症状の度合いに応じた治療には不向きといえるでしょう。

・施術効果

ダーマペン4は1秒間に1920個ほどと高速で高密度に小孔を形成することができます。
(ダーマペン3は1秒間に約1300個)
また既述の穿刺深度の違いからもダーマペンの効果の方が期待できるとされています。

ダーマペンの副作用

副作用:一時的な赤み、むくみ、かさぶた、痛み

    ごく稀に、炎症後の色素過剰。

ダーマペンの施術後に外出する際は必ず紫外線対策をしましょう。
論文では施術後、数日間太陽光を浴びたことにより赤みや色素沈着といった副作用が現れたと報告されました。

アレルギー反応が見られた例もありますが、これは患者のアレルギーのある外用薬の投与、深層への不適切な外用剤をしようしたことが原因とされています。

比較的安全性の高い治療ではありますが、その副作用も考慮しておきましょう。

ダーマペンの施術ができない人とは?

※以下の方はダーマペン治療対象外です。

・赤ニキビ、黄色ニキビがある方

・妊婦及び授乳婦

・色素沈着を起こしやすい方

・ケロイド体質の方

・出血性の疾患がある方
・皮膚ガンの方

・抗凝固剤内服中の方
・重度の糖尿病の方

・金属アレルギーの方(ステンレス)

・ヘルペス、いぼ

顔全体に炎症性のニキビがある方はそちらを治してからの治療となります。

ダーマペン治療の平均価格とは?

ダーマペンの治療は美容診療のため自費負担となります。

その平均価格は1回あたりでいくらなのか、調べてみました。

ダーマペン4(平均価格)

・両頬のみ…29100円  (最大47000円 最小15000円)

・両頬+鼻…30750円   (最大40000円 最小20000円)

・全顔…37700円    (最大50000円 最小20000円)

全17クリニック参照

ダーマペン3(平均価格)

・両頬…25170円    (最大40000円 最小10000円)

・全顔…34333円    (最大60000円 最小20000円)

全7クリニック参照

【感想】
ダーマペン4に関してはヴェルヴェットスキンというオプションがあります。
これを追加すると+10000~30000円加算されます。

特にSNSにおける口コミではヴェルヴェットスキンを併用した方が多く見受けられたため、1回で5万円超えることも珍しくないかもしれません。

また(成長因子+麻酔込み)の値段を提示しているホームページとしていないページも見られたので実際に治療を受ける際はしっかり確認しましょう。

美容診療では、病院側が値段を設定できるため自宅の近くにある病院では異常に値段が高いということもあるかもしれません。ダーマペンは定期的に治療することが推奨されている(5回で1クールなど)ため費用も高額になります。

クリニックでの治療を考えている方は、しっかりと準備をしておく必要があります。

参考文献

・Microneedling: Advances and widening horizons
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4976400/

・松原皮ふ科・形成外科
https://www.matsubara-skin-clinic.jp/original28.html

・自費研online バージョンアップした「ダーマペン」は、多彩なメニュー展開が可能。https://jihiken.jp/cure/post-23141/

 

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